神戸で免許合宿を利用する時の選び方と注意点

2024-03-17

自動車やバイクなどの運転免許を取得する選択肢はいくつかありますが、中でも若い世代を中心に人気となっているのが合宿です。合宿には通学にはないメリットがたくさんある反面、デメリットもいくつかあることを理解しておかなくてはいけません。

今回は免許合宿のメリットやデメリットを紹介すると共に、費用の相場と節約するコツについて解説していきます。

(バイクと車の免許をまとめて取得したい時は免許合宿がおすすめ)

運転免許の取得に合宿を選択するメリットはいくつかありますが、中でも大きなポイントとして挙げられるのが期間の短さです。自宅から教習所に通学する場合は、卒業まで平均3ヶ月前後かかると言われています。一方、免許合宿は最短3週間弱で取得が可能です。

どちらも講習内容に違いがないにもかかわらず、期間に大きな違いが出る理由はそれぞれの授業システムにあります。通学は生徒が事前に予約を取って授業を受ける形になるため、必ずしも自分の希望通りに進められるとは限りません。

特に週末や夏休みを始めとした学生の長期期間中は混雑するので空き時間を見つけるのも難しいのが実情です。免許合宿は予め教習所が決めたスケジュール通りに授業が行われます。事前の予約が不要な上に、1日を通して実技や学科の講習を受けられるのでテンポ良く進められるのが強みです。

生活の拠点となる宿泊施設は定員が決められているため、短期間で人が入れ替わる方が教習所側にもメリットがあると言われています。

期間の短さと並ぶ合宿ならではのメリットとして挙げられるのがプライベートの充実です。合宿はスケジュールが事前に決められているとはいえ、自由時間がないわけではありません。混雑する週末は通学の生徒を優先して授業を少なめにするなど、プライベートの時間は十分に確保されています。

空き時間にどう過ごすかについては生徒の判断に任されているので、宿泊施設で体を休めるのはもちろん、観光を楽しむことも可能です。需要の増加に伴って、合宿のシステムを採用する教習所が増えています。夏シーズンに行くなら海が近い地域、冬はウインターレジャーを満喫できる山間エリアといったように、観光を基準に決める人も少なくありません。

そのほかの通学と合宿で大きく異なる点として挙げられるのが費用です。一般的に合宿は通学に比べてトータルの費用が平均5万円程度安くなる傾向があります。合宿の費用が安く済む理由は回転率です。1ヶ月弱の短いサイクルで生徒が入れ替わるので、1人当たりの受講料を安くしても結果的に利益を大きく上げられると言われています。

合宿に対応している教習所は土地が安い地方に集中しているため、維持費が抑えられるのも理由の一つです。経済的に余裕がないアルバイト生活の学生にとって費用の安さは大きな魅力と言えます。

免許合宿を利用する上で、注意すべき点の一つがスケジュール調整です。自宅から教習所に通う通学は事前予約制なので、自分の予定を優先することができます。平日仕事や学校で忙しい人は土日、祝日だけなど自分のペースで通い続けられるのが強みです。

一方で合宿は教習所が決めたスケジュールに従うのが基本なので、予めまとまった休みを確保しておかなくてはいけません。特別な事情がない限り自宅へ帰ることもできず、空き時間を使ったアルバイトなども原則禁止となっています。

学生の場合は夏休みなどの長期期間を利用すれば問題ありませんが、3週間弱の休みを確保しづらい社会人にとってこの点はデメリットと言えます。

実技講習は通学、合宿共に仮免を取るまでは敷地内で走行し、取得後は外に出て国道を走る路上教習という流れになります。合宿に対応している教習所は地方に集中しているため、路上に出ても車の往来が少ない道路が中心に走ることになります。

そのため、都市部に住んでいる人の中には、教習所で経験できなかった交通量の多い場所での運転に戸惑うケースも少なくありません。路上駐車のスムーズな避け方、スクランブル交差点の曲がり方といった、都市部ならではのシチュエーションを経験できないのが合宿のデメリットです。

合宿はスケジュールだけでなく宿泊施設の利用にもルールがあります。中には生徒を多く宿泊させるために2人1部屋など複数人で利用させる教習所も少なくありません。合い部屋のシステムは友人と一緒に通う人は問題ありませんが、1人で参加する場合強制的に知らない人と3週間弱の共同生活を強いられることになります。

共通の会話が見つからずに部屋にいる時に気まずい空気になったというケースも珍しくありません。そのほかにも、トイレや浴室の使い方など部屋での過ごし方の違いで衝突が起きることもあります。知らない人との相部屋に抵抗を感じる人はホームページで個室の有無を確認しておくことが大切です。

自動車の合宿免許にかかる費用の相場は20万円から30万円になります。金額に大きな開きがあるのは、取得する免許の種類で費用が変わるのが主な理由です。自動車の運転免許は大きく分けてATとMTの2種類にわけられます。

AT車はトランスミッションが自動で適切なギアチェンジを行うのでアクセルを踏むだけで運転できるのが特徴です。MT車はドライバーが自分の判断でギアチェンジを行わなければいけないため、必然的に運転中にやるべきことが増えます。

技術や知識の面でMT車の方が覚えることが多くなるため、教習にかかる費用も高くなるのです。

免許の取得にかかる費用を少しでも抑えたいという場合に必要な作業が比較検討です。実技、学科などの受講する内容は同じでも合宿所によって費用に多少の違いは出ます。合宿所選びはいくつか候補を決めて宿泊施設や部屋割りなどの条件を比較しながら決めることが基本です。

そのほか、取得する免許の種類も節約に繋がります。取得後にプライベートで乗る車はATだけと決めているのであれば、わざわざ高い費用を払ってMT免許を取る必要はありません。

合宿は免許を取ることが目的ですが、3週間近く滞在しなければいけないのでプライベートの過ごしやすさも意識しなくてはいけません。通学と違って合宿は通いやすさを考慮する必要がなく、好きな場所を選べるのが魅力になります。

ホームページや実際に利用した人の口コミを参考にして、楽しみながら学べる所を選ぶことが大切です。